
「自然なお庭が好き」というお客様のご要望を伺い、奥様の生まれ育った故郷の里山の風景を庭に取り入れることから庭のデザインを始めました。
広島の山といえば、赤松と花崗岩そして雑木と山野草。また、ご主人は、日本酒がお好きだとお聞きし、庭の中で一杯したくなるようなスペースを設けるよう工夫しました。プランを大変気に入って頂き、建物の間取りを一部変更してまでもう少しお庭に重点を置きたいということになり、坪庭も計画しました。ご一緒に植木畑で選んで頂いた樹木を植込み、奥様お気に入りの山野草を植え付け、ハンドメイドの鍛鉄製の水盤を据え、広島の里山の風景をテーマとしたお庭が完成しました。水盤からの思いがけない琴のような音・・・。今でもすごく印象に残って嬉しく思うのが、ご主人の旧友の方々を招かれてのお食事会の時、最初は客間でお食事をされていたそうですが、旧友の方がこちらの方が良いよと言われ、お庭のウッドデッキに座り込んで遅くまで杯を傾け、談笑されていたとの事です。 設計 西
