施肥作業

植物の生育に最も多く必要とされている「窒素」、「リン酸」、「カリウム」は不足しやすい栄養素でもあります。植え付け直後は豊富でも、植えてから時間がたつと土は徐々に痩せて樹木の活力もなくなっていきます。植物の生育に合わせて、適した時期に適した肥料を与えることで植物をイキイキと育てることができます。

肥料をあげるタイミング

肥料をあげるタイミング

知っておきたい「肥料」の基礎知識

  • 肥料の三要素

    肥料にはいろいろな種類があり、成分もそれぞれです。
    植物には窒素、リン酸、カリウムの3つの成分が特に重要で、これを肥料の3要素と言います。

  • 窒素(N)

    葉や枝の生長に欠かせない肥料で、与えると緑が濃くなり、伸びも良くなります。ただし与えすぎると、伸び過ぎて軟弱になり害虫の大発生を招いたり、病気に罹りやすくなったり、花が咲かなくなったりします。一般的には寒肥や追肥として与えます。

  • リン酸(P)

    花や実の充実に欠かせない肥料で、与えると花や実の色が良くなり、着花(着果)量も増えます。一般的にはお礼肥として与えます。

  • カリウム(K)

    植物の健康を保つための肥料で、根の生長を促し、暑さや寒さに負けない丈夫な根を作ります。
    一般的には伸びた枝葉が固まる5~6月や充実する8~9月に与えます。

※植物の状態によって、必要な肥料は異なります。上記を市販の肥料の成分表などと照らし合わせて肥料を選ぶようにしてください。

芝生管理