培養土について
農業生産者向けに開発された育苗用培養土「土太郎」をはじめ、種まき用の土「たね・ネギ培土」や、軽く作業効率の高い「軽易土」など、多様な特徴を持つオリジナル培養土を展開しています。プロ農家から一般園芸まで幅広いユーザーにご利用いただいています。

products
代表的な商品
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土太郎
農業生産者向けに開発された育苗用培養土。4種類の有用微生物と浄水ケーキ由来の天然のミネラルを多く含んでいます。
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たね・ネギ培土
活性炭を含んでいるため、保肥力・保水性が高く、根張りが良好となる、種まき用の専用培土です。
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軽易土
従来の水稲培土より40%軽く保水性の高い培土で、作業の省力化に貢献します。
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エコキング
「浄水ケーキ」をリサイクル活用した緑化基盤材です。
features
森で育まれた土壌栄養分を有効活用
森に降った雨は、葉っぱや腐葉土の中に蓄えられ、その過程で養分が土壌に溶け込み、ゆっくりと河や湖へ流れ込みます。河川・湖などから取水された水を浄水場で浄化するときに発生する土が「浄水ケーキ」です。この浄水ケーキには、良質な有機物や天然ミネラルが豊富に含まれており、「スミリン粒土」として加工したのち、様々な培養土の原料として使用しています。長期間壊れにくい団粒構造を持ち、保水・透水性のバランスが良いという特徴もあります。
浄水ケーキについて
有用微生物資材「スミリンユーキデルマ」
土壌の微生物環境及び植物の生育に有用な微生物群“デルマ菌”を高密度で培養し、培養土に添加しています。
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「デルマ菌」は、トリコデルマ菌、アスペルギルス菌、ペニシリウム菌、バチルス菌の4種類。
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病原菌の生育を阻害している様子。
左:デルマ菌
右:フザリウム属菌 -
病原菌を接種した実験。上の「土太郎」では病原菌が蔓延することなく健全に育っていますが、他の培土では枯れています。
製造プロセス
製造する品目に合わせて原材料を準備、原材料をつぶさないようムラなくショベルローダーで混合して培養土を製造、袋詰めを行います。
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副資材(バーク堆肥、ピートモスなど)を開封します。副資材はカナダやスリランカなどから調達します。
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肥料を添加します。白っぽいものが肥料です。
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ショベルローダーで軽く混合します。
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軽く混ぜた副資材に、あらかじめ肥料を添加している浄水ケーキを追加します。
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ショベルローダーで、混ぜムラが生じないよう、しっかり混合します。
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袋詰め機で、土太郎の袋に充填されてできあがりです。
品質への取り組み
ISO9001を取得し、原材料・製品の品質チェックはもちろん、土づくりの専門家を育成する「土壌医検定試験」の実施など、品質向上に向けたさまざまな取り組みを行っています。
品質方針
環境への貢献
培養土の製造では「浄水ケーキ」の他にも、環境に貢献するリサイクル原料を活用しています。
ココナッツの殻
ヤシの実の繊維を堆積・発酵させた天然資源ココナッツファイバーを利用しています。ココナッツは実が食用、外皮はロープ等に使用されますが、殻は焼却処分されており、資源の有効活用につながります。
