浄水ケーキについて
浄水場で河川の水をろ過する際に発生する土「浄水ケーキ」を資源として有効利用しています。愛知県内で発生する浄水ケーキの量は約30,000トンで、そのうち10,000トンを飛島工場が引き取り、培養土の主原料としています。


浄水ケーキとは?
自然の河川や湖沼の水が浄水場で浄化される際に取り除かれた微細な土砂を脱水固化した残土です。これまで、処分やセメント原料など産業廃棄物として処理され、各自治体で大きな負担となっていました。
しかし実は天然のミネラルを多く含み、物理的性状が比較的安定しているため、通常の畑土に比べて保水性・通気性に優れているという特長があります。私たちはこの特性に着目し、高品質な培養土の開発に成功しました。未利用資源である浄水ケーキの有効活用により、サステナブルな社会を実現します。

埋め立て処分や焼却処分と比較して、CO2を抑制
培養土として使用されることで、植物がCO2を吸収
浄水ケーキの利用フロー
当社独自の品質基準をクリアした浄水ケーキのみが工場に持ち込まれます。それを堆積熟成処理、粒土調整、肥料調整により加工し、「スミリン粒土」として培養土の原料に利用しています。

品質管理
自然環境に存在する病原菌が混入していないか、受け入れ当日にチェックするほか、重金属・有害物質などについても第三者機関での分析を実施し、安全を確認しています。また、ISO9001の認証を取得しており、顧客満足を向上させるための課題や是正について定期的に監査を行います。

