芝生管理
天然芝は、非常に多くのお手入れを必要とする植物です。こまめに手入れをすればするほど、緻密で色鮮やかな美しい芝の庭となります。
芝生管理の
年間作業カレンダー(日本芝)

芝生のお手入れ方法
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芝が伸びてきたら刈る
(刈り込み・サッチ取り)芝は2-3cmの高さに合わせてこまめに刈り込みます。伸びすぎると土に空気や光、水分が行き渡り難くなり、刈りすぎると光合成がし難くなることで、病害虫が発生したり枯れてしまう場合があります。また、刈りカス(サッチ)は水はけを悪くし、病害虫の温床になるためきちんと除去することも大切です。
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こまめに除草する
(除草)雑草は芝生に陰を作り、また本来芝生に行くはずだった養分を吸収してしまうため、芝生の生長を阻害します。
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適期に適量の肥料をやる
(施肥)芝生はお互いの根が絡み合い密集しているので、肥料を吸収しにくい状況となりやすく、生育が衰える原因となる場合があります。美しい芝生を楽しむためには適期に適量の施肥が欠かせません。肥料が年2回ないし3回、N:P:K=8:8:8程度の肥料を1㎡当たり30g程度実施します。 その後、散水を十分に行い、肥料が全体に行き渡るようにしてください。
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土で覆って発芽や発根を促す
(目土)芝生は地下茎が地表の浅いところを這うため、生育特性上、生長点がだんだん上がってきて地下茎が露出するようになります。目土は露出した地下茎を覆って、水や養分を吸収しやすくして生長を良くするために実施します。目土のかけすぎにご注意下さい。
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水のやりすぎには注意する
長期間、雨が降らない場合は、たっぷりと水を与えて下さい。ただし、常に地面が湿っている状態は逆効果です。
Attention!
病気や虫に注意する
芝の病気にはサビ病やパッチ病などがあり、害虫としてはコガネムシの幼虫やスジキリヨトウ、シバツトガなどが根や葉を食害します。早期発見、早期予防を行うことが肝要です。