生産者様との取り組み/
販売店様の声
ご使用いただいている皆さまの声や取り組み事例をご紹介します。
津波による塩害土壌の早期復興への取り組み「宮城県農業高等学校」様
2011年の東日本大震災により被害を受けた宮城県農業高等学校に、農業の早期復興に貢献できないかと、震災翌年からトマトの栽培試験をご提案し、その後さまざまな取り組みをサポートさせていただきました。
地下水が使えない被災地において、極めて低コストで設置が簡単な栽培システム“バッグカルチャー”を元に、未利用資源の肥料化技術と日射量を元にした節水型給液制御技術を組み合わせた「グローイングバッグシステム」※の導入がその一例です。
「グローイングバッグシステム」は、袋培地を使用しますので、土づくりの苦労がなく設置も簡単で、土壌病害の蔓延の心配がありません。また、栽培しない時期には施設を違う形で利用可能という利点もあります。

宮城県農業高等学校では、日射量と土壌水分に応じた自動灌水により、高品質のトマト栽培を実現、さらにトマト以外でもキュウリの栽培もされています。先生、生徒の皆さんが震災後に移転した最先端の学舎で、日々一生懸命育てていただいております。
※「グローイングバッグ」は住友林業株式会社の登録商標です。



生産者様とともに最適な培土をつくる「亘理町いちご農家」様
宮城県の沿岸南部に位置する亘理町・山元町は、東北一と言われるいちご産地を形成していましたが、東日本大震災の津波により壊滅的な被害を受けました。こうした状況の中、地域復興への機運が高まり、栽培施設を団地状に整備、産地復興の取り組みが始まりました。震災前は土耕栽培が行われていましたが、現在は高設栽培の最新設備となり、収穫の負担も軽減されています。
住友林業緑化のいちご培土をいち早く使用いただいている伊藤様とは、もう15年近くのお付き合いとなります。「こんな培土にできないか」という声をいただき、その都度改良を重ねてきました。毎年配合割合を変えながら、その年に一番良い土を追求し、試行錯誤しながら栽培されているそうです。

一方、いちご栽培専門の鈴木様とは、震災後にご利用いただいてから、12年ほどになります。「バーク」の配合を変更してみてはどうかといったアドバイスをいただいたほか、通常はヤシガラを使用するプランターを当社の培土のみで栽培するという実験にも取り組まれています。
生産者の皆さんは、品質の良いいちごが収穫できるよう、日々努力を続けています。私たちもより良い培土をお届けできるよう、生産者の方々の声を活かして取り組んでまいります。



販売店「田村種苗園」様の声
緑化さんとは30年以上の長い付き合いになります。保水性・透水性のバランスの良さや、肥料もちの良さから「土太郎」をお勧めして販売しています。
購入していく方は、セミプロのような方から、一般の家庭菜園・園芸愛好家の方、学校にも購入していただいています。購入者は一般の方が約9割を占めていますが、「土太郎」はこれ一つでいいので、初心者にも使いやすくお勧めです。
学校では、春の朝顔や野菜づくりに使用しているようです。春の園芸の時が一番多く、多い時では1ケ月に500袋ぐらいを販売しています。

購入していただいた方からの評判は良いですよ。色々な肥料を混ぜる必要がなく、「土太郎」はこれだけで良いところが一番いいですね。観葉植物にも使えるし、保水機能が優れているので、水やりで失敗することもない。モンステラを土太郎に植え替えしたら、大きさが全然違うのでびっくりしました。


