お知らせ(2020年)

ハナミズキの新品種が米国で植物特許登録

 住友林業緑化㈱と共同育種先の㈱角田園にて育種した、ハナミズキの新品種「SFCG1702」(日
本商標名 プリンセスラブ)が米国商標特許庁で植物特許登録(登録番号PP32307)されました。
 近年、国内で品種改良された優良な登録品種が海外に違法に持出され生産・販売される事例が多
発しており、農林水産省の植物品種等海外流失防止対策事業にて実施しました。
 ハナミズキは、米国では`flowering dogwood'(花の美しいミズキ)と呼ばれ、一般家庭の庭や
記念植樹などに利用され、ホームセンターの園芸コーナーでは人気のある樹木です。北アメリカ原
産で大正4年に日本に入ってきましたが、その後も様々な品種が米国から導入され、日本国内でも
育種が進みました。弊社では白花の「ホワイトラブ」を国内・米国・オランダで品種登録しました。
 ハナミズキの花言葉は、日本では「返礼」米国では「durability(永続性、耐久性)」になります。

「プリンセスラブ」は「ホワイトラブ」を母樹として、様々な交配を実施、優良な紅花種を選抜した
樹木です。大きなピンク色の花と微かなバラのような香りが特徴です。昨年より「住友林業の家」ご
契約のお客様にご提案をしております。

今後は米国内での生産を目指しており、近い将来、当社グループの米国住宅地でも花を咲かせるかも
しれません。

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