お知らせ(2016年)

住友林業グループがHOUSE VISION2 2016 TOKYO EXIHIBITION に出展します

2016年7月30日(土)~8月28日(日)お台場にて「HOUSE VISION2 2016TOKYO EXIHIBITION」が開催されます。

HOUSE VISIONは、デザイナーの原研哉氏を世話人として「家」を多様な産業の交差点と見立て、
未来の住まい方を様々な視点から提案するプロジェクトです。
その中で、弊社は共用部の強大なシンボルツリーである樹齢1000年のオリーブ「芽生える大樹」と
住友林業、プランツハンター西畠清順氏、建築家の隈研吾氏共同出展の「市松の水辺」の植栽工事に携わりました。
「CO-DIVIDUAL分かれてつながる/離れてあつまる」をテーマとした今回のHOUSE VISION 2016では、
人が集う場としての「住まい」の正しいあり方を提案します。皆様のご来場をお待ちしております。

■「HOUSE VISION2 2016TOKYO EXIHIBITION」

開催期間: 2016年7月30日(土)~8月28日(日)11:00~20:00(最終入場受付19:00)
場所: 東京臨海新交通臨海線(ゆりかもめ)青海駅前特設会場
(臨海副都心J地区/東京都江東区青海2丁目1)
展覧会ディレクター: 原研哉
会場構成: 隈研吾
主催者: HOUSE VISION実行委員会
制作進行: 日本デザインセンター原デザイン研究所
お問い合わせ: 日本デザインセンター原デザイン研究所HOUSE VISION事務局
担当: 西朋子(MAIL. info@house-vision.jpTEL. 03-6264-0330)

■「芽生える大樹」コンセプト

推定樹齢1000年、このオリーブは約一ヶ月前に船旅を経て遠い国から日本にやってきました。平和と繁栄の象徴として、国連やオリンピックのシンボルにもなっているオリーブは、実や油は食用に、枝や幹は材木に、近年では種がバイオ燃料に利用されるなど、世界でも最も身近に人々の暮らしに寄り添ってきた類い稀なる有用樹です。その起源はシリア付近といわれ、コロンブスなどプラントハンターたちによって世界中に運ばれ、百年ほど前に日本にも渡来してきました。この一本の木が物語るように、人類の暮らしは、さまざまな植物を取り入れることによって文化を彩り、芸術に影響を与え、産業に革命をもたらし、時に信仰の対象として、生活様式を形成してきました。住友林業緑化とそら植物園は、最先端の技術が飛び交うこの時代に、本当に幸福なことは何かを木や植物と近いところから考えていきたいと思っています。例えばハウスビジョンのシンボルとなる木にたくさんの葉が茂っているか否かという装飾的なことは重要ではありません。大切なのは、(何かが芽生えるように) そこに木があることで気づかされる、たくさんのこと。想像してください。この低く横に伸びた姿は、何世代にも渡って実を穫りやすいように仕立ててきた、人と植物の関わりを象徴していることを。

西畠清順

「芽生える大樹」コンセプト