お知らせ(2020年)

「バーニングフィールド®」が国土交通省NETIS(公共工事等における新技術情報提供システム)に登録

 住友林業緑化株式会社(代表取締役社長:神谷豊 本社:東京都中野区)の日本シバ改良品種「バーニン
グフィールド®」が、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)へ登録されました。

 NETISは、国土交通省が新技術活用のため情報の共有及び提供を目的として運用している、新技術情報提
供システムです。NETIS登録技術の活用により、入札段階における総合評価方式や活用段階における工事成
績評定で加点対象になるため、公共工事に携わる事業者等への新技術の認知度向上や普及が期待できます。

 今回NETISへ登録された「バーニングフィールド」 は、20101月に、弊社ならびに住友林業株式会社、
ENEOS株式会社の3社にて共同出願し、20166月に特許登録された、油汚染土壌の浄化機能を有する日本
シバの改良品種です。油汚染のある現場土壌に「バーニングフィールド」を植栽することで、根の作用によ
り土壌中の油分低減を促進する機能性があり、このような植物の環境浄化能力を活用して浄化する技術はフ
ァイトレメディエーションと呼ばれて、低コスト・低環境負荷型の土壌汚染対策技術として注目されています。

 従来の油汚染土壌対策は、高コスト、環境負荷の高い掘削除去等の方法に偏重していました。「バーニン
グフィールド」は、9件以上のガソリンスタンドや製油所跡地等において低コスト低負荷型の油汚染対策とし
て活用されています。今回の登録では、油汚染のある現場発生土を植栽基盤としてリサイクル利用することが
できる技術として有効とされています。高濃度大面積に対応できる技術であることからも、空港や港湾施設跡
地など大型公共工事での採用が期待できます。

 NETIS登録を契機に、ますますこうした現場の環境対策に広く活用されることが見込まれます。

NETIS登録内容
・NETIS登録番号:KK-200036-A
・技術名称: 高耐油性日本シバ「バーニングフィールド」
・登録日:2020924
 https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=KK-200036%20